【漢字前倒し】小学生の漢字は1年で3回繰り返すと効果絶大!
漢字を覚えきれないまま学年だけが上がっていく、そういうお家も非常に多いです。
寺子屋でも漢字が苦手な高学年は、3年生くらいの漢字から書けません。
また、当時は覚えていても、時間が経つともちろん忘れてしまうのも、漢字あるあるです。
そんな困った漢字難民を救う方法、見つかりました!
漢字は教科書通りに進めない
「まだ習ってない漢字はひらがなで良い?」の声は、小学生あるあるです。
この意識があると、教科書で習うまで何もインプットされないので、その枠組みはさらっと取っ払ってしまいましょう。
4年生で日本地図を学び、6年生で歴史を習うようになると、習っていない字でも書く必要が出てくるのですが、この意識が強すぎると、なかなか社会で漢字を使えなくなってしまいます。
もちろん、平仮名だとNGです!
更に、これを言う子は、インプットに消極的なので、結局習っても「覚える」作業があまりできていません。
この発言が多い子ほど、前倒しで3回繰り返すことが有効です!
忘れてしまった漢字、覚えないままになった漢字を、再度練習する機会を学校は作ってくれません。
教科書通り進めていると、3学期に習ったことは復習の機会も少ないので、定着率も下がります。
というわけで、3回やって全部覚えるくらいの気持ちで取り組むと、どんな苦手な子も効果抜群です☆
1回目は書き順や用例を学べるタイプで
自分で学ぶことになるので、解説が詳しいタイプのものが最適です。
寺子屋では、こちらの下村式を長年採用しています。
漢字の書き順が、『となえかた』で示されているので、「カタカナのソ」を書いて、「カタカナのワ」を書いて…と部分をバラバラに見ることができます。
この『となえかた』は寺子屋でも大活躍で、字の形があいまいな子には部分を分けて考えられるので理解しやすいと感じます。
漢字の成り立ちも書いてあることと、なぞり練習のマス+自分で書くマスの他、何種類かの読み方を使った例文+問題文の構成で、新しい1つの漢字にはちょうど良い情報量です。
これを一学期の間に終わるように調整しましょう。
学年にもよりますが、一週間で2~3見開きごとで終わります。
2回目は問題を解く+熟語タイプで
さあ、もう一年分の漢字学習は終わりました!
が、この時点では、まだ全然身についていません。
学校で習う時に、ちょっと楽かなー程度の実感があるくらいです。
次はちょっとゆっくりペースで、定着のための作業を行います。
このシリーズ、最近知って寺子屋でも愛用中ですが、同じ問題が4日間続くんです!
五七五のリズムで、熟語を使った短文の中で漢字が使われているのも特徴です。
1日目はなぞりだけ、2日目はなぞりと記入させるマスが半々、3日目は全部記入式になっていてテスト、でもここでまだ間違いが発生するので、練習欄で練習をして、4日目も同じ問題でパーフェクトをねらいます。
この、「前日にできなかったことを、翌日にクリアする」のが良いんです♪
また、3日目で全然書けない場合は、なぞり練習が上の空だった証拠。
漢字練習に向き合う気持ちを、自然と誘導してくれる作りだな~と感心しています。
4日セットで15回に分かれているので、一週間で1回分ずつ終わらせるようにすると、無理なくステップアップできますよ~。
3回目は漢検問題にチャレンジ
さあ、最終的には問題を解いていきましょう!
そこそこ漢字が得意な人は、漢検テキストが有効なので、受検は求めていませんが、寺子屋で採用しました
しかし、ハードルが高い子も多いので、高学年以上しか使っていません。
5年生が6級、6年生が5級、中学生が4、5級です。
内容がバランス良いので、中1くらいになると取り組んで欲しい課題です。
まず、漢字の読み書きの問題が豊富です。
次に類義語・対義語、や四字熟語、書き順や部首など、普段学校ではあまり時間をかけられない問題も一定数出てきます。
これ、バラバラにやろうとすると、何種類もドリルを集めないといけないので面倒なんですよね…。
その点、漢検テキストなら、どのページも一定数入っているので、手間が省けます。
更にこれらは、公立高校をめざす中学生には必須なので意識してもらいたいのですが、小学生の頃に「何それ?」だと、なかなかスタートが大変です。
小学生の内から、その辺りも気にするのは必要だと思います。
漢検はちょっとハードル高いかな?と思われる場合は、こちらをオススメ。
4年生までは、まず問題を正しい手順で解くことを重視して、こちらでも良いと思っています。
こちらも問題の種類がそれなりにあり、問題数も適度、最終仕上げとして申し分ない ドリルです。
書き込みやすい紙質なのと、最初のページに達成度などを記入する欄があるのも、私は好きです。
まとめ
漢字の習得は教科書のスピードに関わらず、年に3回繰り返しましょう。
どんな子でも、3回+学校でやると、かなり身に付きます。
寺子屋では、4年生の漢字が半分以上書けず、存在しない字ばかり書くようなタイプの子たちが、5年生の2学期の学期末漢字テストは、満点続出でした!
これにはお母さん方もびっくり!
漢字はすぐに結果につながるし、自己肯定感も高まるので、是非チャレンジしてみてくださいねー!
では、また☆
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