100円でできる勉強計画の立て方
中学生のスケジュールは常にパンパン。
勉強に部活に習いごとや、塾の宿題なども入るので、スケジュール管理が大変です。
そこへ定期テストが入るので、スケジューリング能力は必須!
入学当初、パニックになるご家庭が続出した寺子屋ですが、100円の手帳で何とか乗り切りました。
その手帳の使い方をご紹介します。
セリアの100円手帳を愛用中
寺子屋では、小4の頃からスケジューリングの練習を始めています。
使っているのはセリアの100円の手帳です。
A5サイズです。
1月はじまりと、4月はじまりがあり、1月はじまりは例年水玉模様。
今年の1月はじまりは赤、紺、黒、茶の4色でした。
昨年の4月はじまりは無地で、水色や赤のラインナップでしたが、今年はどうかな?!
中はまず、月間予定のページがあります。
ここには、定期テストや部活の大会など土日の予定を書き込むと、いつから勉強スタートか分かりやすいです。
『集中的に勉強をする日』を決めると進めやすいですね。
こちらはメインで使う、週間予定のページ。
寺子屋ではまず、小学生はまず以下のことからスタートしています。
・計画を書く
・実行したら消す
・実行した時刻を記入する
これは4年生の手帳です。
ToDoリストには、宿題のリストを記入しています。
自分の生活を考えながら、下のメモ欄に予定を書き込みます。
終わったら矢印で時間帯を記入して、終わった内容を蛍光ペンで消します。
何をやったか分かるように、蛍光ペンで消すように指導しています。
内容ごとに色分けしているのも、バランスを見るためです。
漢字や計算が偏っていないか、一目でわかります。
100円でこの習慣を上手く確率できれば、一生ものの財産!
中学になって始めると、そもそも続けられないので、小学生の内に慣れておくのがスムーズです。
迷う時間を減らし、実働時間を増やす手帳
子どもは、勉強に入るまでに時間が掛かります。
例えば、夏休みの宿題。
「今日はどれをどこまでしようかな~?」と、ワークをめくったり、ドリルを探したりするだけで、何分も時間が経ち、解いている時間自体は短くても、「今日もいっぱい勉強した」と思いがちです。
中学生のテスト前の勉強も、ほぼこのケースで実働時間は少ないことが多いのです…。
夕食づくりで想像してもらえれば分かりやすいと思いますが、メニューが決まってなくて、ごそごそ冷蔵庫を何度も開けて考えながら作るよりは、バシッと決まっていて、後は単純に動けば良いだけ!の方が楽ちんですよね♪
慣れないと、最初は時間がかかって手間のように感じますが、慣れてくると機械的に割り振っていけます。
上手くいかなくて当然!くらいから、ゆるゆると練習してみてくださいね。
予定通りに進まない場合
もちろん、予定通りに最初からうまくいきません。
最初は『練習』と割り切ってください。
そして、どうしてもうまくいかない曜日があるならば、それは予定が間違っていると考えます。
理想はそうしたいのかも知れなくても、現実と合っていないので、上手くいきません。
例えば、金曜日の学習予定が、何度やってもできない子がいましたが、お家全体が金曜日はリラックスムードなので、学習に向いていない様子でした。
無理に入れないようにと金曜を外すと、スケジュールが守れたので大満足です。
土日にも入れたい!という子は、日曜日が守れないことが続いていました。
聞くと、お出かけが入るので宿題の時間が取れないそう。
でも、内容的には15分あれば終わることなので、「起きてすぐ、お母さんが朝ごはんとか準備している間にできると思うよ」と声をかけると、すぐに成功しました。
子どもは意外と固定観念の塊なので、まとまった時間ではなくても、できることを教えてあげる必要があります。
予定どおり進まないのは、固定観念にとらわれていることも大きいです。
中学生になった一学期は秘書になってください
慣れているとは言え、中学生になると整理する量が増えるので、最初は一人でできません。
必ず大人が付き添って、一緒に計画を書き込んであげてください。
寺子屋の子たちは、部活+習い事をしている子も多かったので、どのタイミングで何をするかを整理しないと大変でした。
そこで素早くお母さんが動いて、万能な秘書のように細かくタイムスケジュールを記入すると、何をいつするかを考えなくても済んだので、手帳を見ながら動くことができました。
手帳を見て、その日の学習内容を進めることは身についていたので、書き込むところだけ手伝ってあげればOKです。
これが、手帳通りに進めることも初めてだったら、きっと遅れて遅れて全然こなせなかったと思います。
もう一つ言うと、2学期に入り「もうそろそろ自分でする練習も…」とお母さん達が手を離した途端、急にガタガタと崩れてしまい、生活は回っていても成績が…なので、急に離すのは要注意です!
過去記事のように、手帳も「お母さんが見ている」前提で、手帳を通してコミュニケーションを取るように進めると良いでしょう。
あ、ちなみに、あくまでも秘書ですよ!
スケジュールが守れないと、ギャーギャー怒ってはダメです。
お子さんは社長なので、秘書は社長がスムーズに動けるように、周りの準備などを手伝ってあげてくださいね~。
中学生には、生活の記録も取るよう、ときどき指示を出しています。
大抵のお子さんが、「時間がない」や「宿題が終わらない」と主張するので…。
中学生が使う手帳のブーム?
最近になって、書店では学生向けの手帳の本も並ぶようになりました。
一部の中学では、学校から手帳を与えられることもあるようです。
お家に一冊あると、お子さんも気分が上がると思います。
「中学生・高校生のための手帳の使い方」
「勉強しない子には「1冊の手帳」を与えよう! 」
画像はアマゾンのサイトにリンクしています。
中見!検索で見るだけでも、内容はだいたい分かりますよ♪
「中学生・高校生のための手帳の使い方」の方は、私が寺子屋でやっている内容に近いです。
手帳を使わせるようになって3~4年経つので、大学受験に向けた合格手帳なども見たりしていますが、基本は週間見開きですね。
手帳を生徒さんに使わせるようになったきっかけは、私自身が仕事と育児に追われてどうしようもなかったので、あな吉手帳の本を見始めたことからでした。
使いこなすことはできなかったのですが、細分化などのテクニックはとても役立ったので、学習にも使っています。
ちょうど、あな吉さん監修のこちら↓も見たので。
どの本も、完璧には使っていませんが、基本は予定を立てる→終わらせるの単純なルールなので、まずは簡単なことから始めてみてください♪
まとめ
中学生になると計画→実行が大切。
小学生の内に手帳をつける習慣づけをしよう。
セリアのA5サイズのものが、月間、週間のあるシンプルなものなので、便利ですよ♪
最初は簡単に、「やることを書く→やったら消す」からスタート!
うまくいかない場合は、予定をいろいろ変えてみたり、子どもの固定観念を変えてみましょう。
中学生になったらお母さんは秘書!
お子さんの提出する課題や部活の予定を整理して、「この日にこれをすると上手くいく」を見えるようにしてあげてくださいね。
では、また☆
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