小学生の内に中学英語を先取りで進めるコツ
6年生の英語授業記事が停滞中ですが、内容はぼちぼちと進んでいます。
『6年生のための中1英語講座』を半年ほど続けてみて、効果的だった市販教材とお家でやるときの手順をまとめてみました。
中学生に向けて、ちょっとでもやっておこうかな?という方は、ご参考下さい(^^
小学生が中1英文法を身に着けるには?
英文法と英単語を別々に練習するように分けています。
英文法をやるときは、英単語はカンニングし放題、語順やルールを身につけること優先です。
英単語はつづりを覚えるよりも、まずは書き慣れること、そして聞いて分かること、を優先してドリルに取り組んでいます。
「英語を身につけたい!」という自覚がないと、つづりは覚えられないので、『desk』が書けなくても、『机=デスク』と知っておく、そこを目指します。
ある程度音でなじんでおくと、中学生になって、成績が数字でつくようになって必要性が理解できたときに、スムーズに覚え始めます。
小学生が中学英文法を学習するための教材
◆『中1英語をひとつひとつわかりやすく』
文法の基本をこれで押さえました。
実際はこれだけでは足りないのですが、小学生でも読めるレベルでコンパクトにまとまっています。
紙質も書き&消しやすいのと、2色刷りで見やすいのがオススメポイントです。
(フルカラーは情報量が多くてNGです)
このブログのコメント欄で教えてもらった教材も、愛用中です。
◆『語順がひらめく!中1英語並べかえ問題』
英単語が分からなくても、文法のルールを身につける練習がどんどんできます。
たいていの問題集は、英単語がわからないために進められないので、英語初心者には最適!
夏頃に知って、2学期から導入したのですが、もっと最初から使いたかったくらいです。
内容も「1語補って」や「不要な語を1語のぞいて」など、ちょっとしたひっかけが問題文に入っているのが、問題文をしっかり読まない子ども達にはちょうど良い!
…小学生たち、全然問題文を読まないで解いていることが、恐ろしいくらい判明しました(^^;
中学生の問題は、「当てはまらないものを選べ」など、問題文のひっかけはどの教科でも常套手段ですからね。
寺子屋では、ひとつひとつで文法確認→語順並び替えでルール練習、という流れでセットを作っています。
小学生のための英単語ドリルはこれ!
文法とは別に、英単語はドリルを使って練習を繰り返しました。
ドリルを何冊も使うと、同じ英単語ばかり出てきますが、3冊やっても何となく覚える程度です(^^;
1週間に4~5枚、平日はほぼ毎日10分~20分ほど英単語の書き取りをします。
数か月サイクルで、春から現在で3冊終了しました。
順番は以下の通りです。
各ドリルの目安時間が、5分→10~15分→20分と、問題数とレベルを上げていっています。
また、どれもCDつきですが、意欲が低いと本当に聞いているか怪しいところです。
3冊目では絶対にCDを聞かないと解けないものを選びました。
◆小学英語 英単語 (早ね早おき朝5分ドリル 25)
◆ドリルの王様 英語(2) 3〜6年の 英単語
◆小学生の英単語 (学研版毎日のドリル)
英語に慣れていない人は、1冊目ではなぞるだけで精一杯。
見ながら書いても全然違ったり、罫線に合わせられないケースも出てくると思います。
1冊目は『アルファベットに慣れる』くらいの気持ちで大丈夫です。
寺子屋のお子さんたちも、2冊目の半ばくらいで、ようやく写し間違いや罫線間違いが無くなってきました(^^;
小学生が無理なく中学英語を進めるペース
英単語ドリルは平日は1枚ずつ進めるペースです。
寺子屋では1週間に4~5枚の宿題設定です。
目的は「英語って毎日やるよ」を刷り込むためです。
だから1日の量が「すぐ終わる」程度です。
中学生になると、英語は毎日触れるかどうかで、かなり結果が変わってきます。
寺子屋の中2たちは、小6から英語をスタートしましたが、中1後半からさぼる子が出はじめ、今ではさぼった子と、コツコツ続けた子の差が、かなりついてしまいました。
中1の最初は先取り効果で全員「英語は楽」と言っていましたが、中2半ばを過ぎて大きく分かれました。
コツコツ続けられた子は「英語は得意」と得点源ですが、さぼってしまった子は「英語わからん、難しい」と言っています。
英単語を覚えることも大切ですが、将来への習慣づけとして、位置付けて欲しいと思います。
英文法は、『中1英語をひとつひとつ』の目次でいうと、「復習テスト」までのまとまりを1か月でやります。
寺子屋では月に1度だけ英語授業をやるので、1時間ほどで数単元進めます。
後は毎週、語順の並び替えワークを30分ずつくらいやっています。
月初めに英文法授業→毎週1回英文法語順並び替え練習を、繰り返しています。
今から6年生がやる場合、4月までに中1内容は終わりませんが、そこは大丈夫。
前半部分の3単現まで終わっていれば、後は「同じように」学習すれば良いだけだと、お子さんも気付いてくれます。
一番やっかいなのは、英語の勉強の手順。
文法ルールを覚える、語順に慣れる、英単語を覚える、この3つが一番の山場なので、6年生の間に済ませておきましょう。
まとめ
小学生が中学英語を勉強する場合、文法と英単語で作業を分けましょう。
英文法はルールを覚えて単語を並び替える、この作業に慣れましょう。
語順並び替えのワークは、英単語が書けなくても、英語のルールに慣れることができるので、とても使いやすいです。
英単語はつづりを覚えるよりも、英語で何というかを覚えるペースで大丈夫。
必要な時に、さっと書けるように、音でだけでも覚えていきましょう。
それではハッピーなおうち学習を☆彡
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