漢字が苦手な子へ!ゲームで遊んで視認力アップ!
漢字が苦手だからと言って、漢字の練習ばかりしていませんか?
寺子屋では漢字が苦手な子は、目がうまく使えていないケースが気になっています。
普段からごほうびタイムとして、たくさんのボードゲーム(ドイツゲーム)や知育ゲームで遊んでいますが、その中で目を使うトレーニングになるゲームのご紹介です。
漢字が苦手、を分類して出てきたパターン
漢字が苦手な子、本当に多いです!
多い、と言うか、漢字ですらボロボロだからこそ、一般的な塾じゃなくて、寺子屋に来ているお家が殆ど、かなと思うくらい(笑)
そういう子たちを見ている中で、「この子は漢字を覚えることができないのではなく、漢字を脳に届かせるほど見ていないんだな」と思う場面が気になりました。
覚え方が分からないとかでもなく、『漢字を見る』ことができていません。
今回はこの『視認』が苦手なケースについてお話します。
視覚を上手に使っていない子の特徴
漢字テストをすると、何となく似たような形の漢字を書きます。
全く頭に入っていないわけではないのですが、ちょっと部分が足りなかったり、余計なものがついていたりと、存在しない字を作って書いてしまいます。
同音異義語を書く子は、漢字自体がインプットされているので、語彙力不足の子や、漢字の意味考えていない子もいるのですが、それとはちょっと違います。
漢字練習をしていても、ちょっとずつ違う字に変化していってしまい、同じ字を書き続けることもできていません。
見てはいるのです。
しかし、目に入っていることと、その目に入った情報を脳にまで届かせることはちがいます。
集中力とも関係するのですが、『目に入った情報を脳まで届かせる』練習が必要だと思いました。
この子の漢字力を上げるには、漢字練習よりも目を上手く使えるようにした方が手っ取り早い、と判断です♪
視認力が試されるゲーム
単純にゲームとしても、小学生たちが大好きなのはこちら。
『ドブル』です!
いろいろ種類は出ていますが、まずはノーマル版がオススメ。
キッズ用もありますが、4歳児でもこちらで大丈夫でした。
ネットでは1500円~2000円ほどで販売されていますが、在庫切れになるタイミングも多いので、「見つけたら買う」ようにオススメしています。
ルールは単純。
カードの中にいろんな絵柄が描いてあり、手持ちのカードの中に同じアイテムを見つけて、アイテム名を言いながら出します。
スピード勝負で、手持ちのカードがなくなったら勝ち!
実はこれ、漢字が苦手な子は、苦手なゲームなんです!
漢字の視認力が気になり始めた頃、このゲームを導入してみて、子ども達の様子を見ていました。
すると、予想通り、カードの絵柄を一瞬で見て判断することができるのは、漢字が得意な子。
形を一瞬で捉えて脳に届かせるスピードが速いようです。
漢字が苦手な子は、カードを見ていても、形を捉えることができません。
見て、1つずつ認識して、手持ちのカードと見比べて、脳で判断する…ここまでで非常に時間が掛かっていました。
小学2~3年生は、ゆっくりモードで確認しながら出しています。
漢字が苦手な子ほど、近くに寄せたり動作も大きくなります。(遠くでも見えているのですが、不安なようです)
中1たちは、初めてでもすごいスピード!
この子たちはいろんなゲームをやりこんでいるので、判断するスピードも速い!
(集中力もあるので、学校では上位層をキープ!)
もちろん、性格的なものや、瞬発力などもあるので、個人差はあります。
しかし、漢字が苦手な子はこのゲームもほぼ惨敗でした。
ゲーム自体は楽しいものの、なかなか勝てない…と悔しそうです。
と言うわけで、漢字が苦手な子は、楽しみながらトレーニングということで、トランプの『スピード』や、このドブルで「見て判断する」スピードを上げることが良いかと思います。
ドブルは純粋に楽しいゲーム
学習効果を求める下心とは別に、ドブルは楽しいゲームなのでオススメです。
ルールが単純で、カードが無くなったら終わりなので、短い時間でも遊べてお母さんに優しい!
30分以上かかるゲームには、なかなか付き合えませんもんね。
小学生でもすぐ理解できるルールなので、お友達が来た時も気軽に誘えます。
子ども達は「手汗がすごい~!」と言いながら大興奮しますよ♪
兄弟で遊ぶ場合は、最初の枚数を年齢に応じて減らして、ハンデをつけるとスムーズです。
最近ではママさんゲーム会も開催して、お母さんたちにボードゲームを普及する活動もしているのですが(笑)、お母さん達がやっても本気で楽しんでます♪
そして、体験したお母さん達は、皆さん必ず購入するくらい!
お子さんが小さい内に、是非たくさんのアナログゲームで遊んで、脳にたくさんの刺激を与えてあげて、素敵な家族の思い出も作ってくださいね。
まとめ
漢字が苦手な子には、見る力が弱いパターンもあります。
似ているけど存在しない字を書くような子、同じ字を書いているつもりがどんどんおかしくなる子は、見る練習をしましょう。
見る練習に最適なゲームはドブル!
ドブルは漢字の得意不得意に関わらず、純粋に楽しいゲームですよ♪
またアナログゲームもたくさんご紹介したいです(^^
では、また☆
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