私が寺子屋教室を作った理由
教育学部どころか、教育系のアルバイトすらしたことのない私。
大学生でも塾講も家庭教師もせず、ジャーナリスト志望でずっと編集系のアルバイトでした。(で、実際はシステムエンジニア)
じゃあ何で今、寺子屋のお仕事をしているの?と聞かれてば、全ては我が子可愛さからでした(^^
今日は雑記風に、教室のお話を書いてみようと思います。
寺子屋誕生前
自分がごく当たり前に勉強ができた小学生だったので、我が子にももちろんノータッチ。
そんなの自然にできるだろーという考えと、シュタイナー教育に憧れていたのもあって、選んだ幼稚園ものびのび系。
お勉強らしいことは一切させずに、小学校に入学しました。
まぁ、ここは教育熱心ではない地域なので、中途半端な先生に、中途半端に何かされるのもヤダなぁを思っていたのもあります(^^;
その幼稚園で、私の学歴を知っている仲の良かったママ友さん達からは、「勉強の面倒を見て欲しい」と常々言われていました。
(田舎なので四大卒のママさんが少ないのです)
私も長女と一緒に勉強するのは楽しいかも!と、段々その気になってきます。
そしてちょうど、私が一人で請け負っていた、ECショップのシステムが完成して運用が始まったので、仕事に一区切り。
会社の人から「次は何したい?」と言われていたので、「塾作ります~」で契約終了。
私の人生、割とそんな軽いノリです(笑)
都会への未練も…
それまで、ネットでいろんな幼稚園や学校の素敵な情報を見ることがあり、こういうの良いな~こんな先生がそばにいたらな~など、いつも眺めていました。
長女が3歳の年まで、東京の都心部に住んでいたので、今住んでいる田舎と比べると…10年以上遅れいてると感じることが殆ど…。
東京を知っているだけに、東京と同じくらいの環境を用意してあげたい!とモヤモヤ思っていました。
そんな中、シュタイナー的な幼児教育の先生のブログで、「周りに教室が無いならば仲間を作りましょう」と常々書かれている言葉が、年々刷り込まれていったようです。
はい、理想の環境がここに無いのなら、作ってしまえホトトギス!的なノリで、始めることにしました。
仲間たちに感謝
長女が1年生の夏休みに、ママ友さんの5年生お姉ちゃん&そのお友達と、幼稚園つながりのお友達何人かで講習をしてみます。
そこから、何となくやることが見えてきて、ちょっとずつ寺子屋が動き出すのでした。
と言っても、翌年は次女出産があり、2か月の産休を取ったりしていたので、最初の数年は本当にゆるゆるペースです。
これも以前のシステムのお仕事だと、一人で担当しており産休など考えられなかったので、全てのタイミングがはまったなーという運命。
また、当初の目的だった『理想の教育環境を仲間と作る』は、嬉しい結果となっています。
私が用意できた教育環境は、まだ理想にはほど遠いのですが、一緒に勉強する仲間は本当に財産。
特に長女は、一番仲良しのお友達が勉強のライバルなので、その存在がありがたいです。
中学生になった今でも、常にテストの順位や通知簿の内容を、速攻見せ合って競い合ってます(^^
女子中学生たち、「そんなん間違えるなんて、アホちゃう?!」「頭悪いなー!」などなど、口悪く罵りながらも楽しそうです(笑)
寺子屋の方向性
我が子愛から生まれているので、全ての基準が「我が子に受けさせたいかどうか」で判断されています。
隂山メソッドを導入したきっかけも、長女の計算スピードが遅いことに気付いたからでした。
そこで100マス計算をさせてみたら、他の生徒さんの集中具合がすごく上がって、今までよりぐっとレベルが上がったので、慌てて他の教材も研究し始めたくらいです(^^;
昨年度から英語の前倒しを始めたのも、その上の学年を見ていた時に、中1から英語をすると大変!とかなり危機感を持ったからでした。
そりゃあ、能力があれば中1からでも大丈夫!ではあるのですが、どうせなら英語を好きになってもらいたいですもの。
だから小6が楽しいと感じる内容を、長女と相談しつつ、作り上げていきました。
小学生クラスは基本的に、子ども達が「取り組みたい」と思える内容になるようにしています。
中学生クラスは、「絶対に伸びる」内容に絞り込んでいます。
私自身の塾経験は、中学3年の時に友達に「マンツーマンはキツイから来て!」と言われた近くの塾にちょっと通っていました。
学校の方が速いくらいのペースの授業でしたが、今までよくわからなかった数学の図形が解けるようになったりで、効果は感じていました。
が、受験直前の冬休みに、Where is~が分からないような子も混ざるクラスになってしまい、何で私はここにいるんだ…と、愕然とした記憶が…。
高校生向けの塾なんて無い田舎に住んでいたので、高3の時は夏休みなどは、電車に乗って都会の予備校の『早慶上智向け』の講習に行ってみましたが、ビデオ授業だったので、寝ているかマンガ描いているか…。
そのおかげで、良くも悪くも、塾に対するイメージや予備知識が殆どありません(^^;
我が子が喜んでやってくれることを念頭に置いているせいか、どのお子さんも本当にキラキラと良い笑顔で頑張ってくれて、とっても嬉しいサイクルに入っています。
私も教材を研究して、子どもを観察して、トライ&エラーを繰り返し、皆さんが「できない」→「できる」のステップを上っていく様子を見ることが、非常に楽しくって充実しています。
ここでもシステムエンジニアの習性で、教材を導入することで結果を観察し、その結果をより大きなものにするよう修正を加えていく…うーむ、プログラミングは教育にも通じる…プログラミングは生きることだなぁと語りたくなってしまいます。
正直、あんまりお金にはなりませんが(笑)、我が子の得るものも大きいので、下の子が育つまではこんな感じに楽しみたいな~と思っています。
blog開設のきっかけ
開講して7年経ち、実績がそこそこ溜まってきました。
そんな中、幼稚園児次女関係のママ友さんから、たくさんの学習相談も受けるようになりました。
私立のため広い範囲の市町村のお友達も多く、上のご兄弟を寺子屋に通わせたいけど、難しいケースもしばしば。
ちょうど上のお子さんが小学校でつまづき始める学年のお家も多く、家庭学習の進め方のご相談をよく受けるので、これはたくさんの人が知りたい情報かな?と思い、公開することで、皆さんのお役に立てたらと思うようになりました。
Web上には中学受験等で頑張っているお子さんの学習情報が多い中、のんびりした地域の、宿題をちゃんとやりなさ~い!レベルからのスタートの子ども達ですが、その分珍しいかな?と書いています。
ママさん達が勉強のことで愚痴をこぼしていると、ついつい「それはこうしてみたら~?」と口を挟みたくなっちゃう、お節介おばさん的なブログですが、何か少しでも参考になれば嬉しいです。
少しでも楽しんでいただけたら応援お願いします(^^
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