小学生夏休みの宿題計画は4タームが有効!
さぁいよいよ夏休みです。
夏休みの宿題の勝負は、終業式までの短縮授業の間。
ここを上手く使うと、親子ともに非常に楽な夏休みが過ごせます。
今回は夏休み前に必読!寺子屋流の小学生の夏休みの進め方を、ご紹介します(^^
目次
夏休みは4つに区切って管理
まず、夏休みを4つに区切ります。
1期:7月の10日間
2期:8月のお盆まで
3期:8月のお盆の頃の一週間
4期:8月のお盆明けから終わり
そして、0期として夏休みまでの午前授業期があります。
時系列に説明していきます(^^
終業式までの短縮授業期間の「0期」
・読書感想文
本を決めて、読み始めましょう。
・自由研究
テーマを決めましょう。
図書館などで本を借りる場合、夏休みに入ったら貸し出されて空っぽです。
また、テーマによっては長期的に観察など必要なので、早い時期に決めることが重要です。
自由研究は必須でないとは思いますが、なるべく理科でやることを、私はオススメします。
内容やレベルは問わず、『自由研究をする』という経験を積んで欲しいと思っています。
小中学生が新たなる発見をするような研究は…まぁありません。
本をみて、やってみて、それをまとめるだけでも十分な経験です。
そこがスタート地点となり、次の年は「本に載ってないことを調べてみようかな?」とか、「本のやり方に+αしてみよう」など、膨らみ始めます。
やらないとスタートしないので、どうせなら早い年でやってみて、たくさん試行錯誤して欲しいですね。
特に小学生で経験していると、中学生以降のレポート制作の練習になります。
住んでいる市では、学校の優秀作品は市内理科展に展示され、更にそこで優秀作品を見て、来年度燃える…と良い循環に入れます♪
そして、科学館などのイベントも発表されている時期です。
先にいろんな科学館、天文台などのイベントをチェックしてみるのも良いかも知れません。
・ドリルやワーク
宿題が提示されると同時にスタート!
この終業式までの間に、どこまで終わらせられるかが鍵です。
午前授業の頃は家にいる時間も増えるので、ここで一気に進めます。
子どもって、午前中に学校があれば、午後もお家で宿題をする気になるのと、翌日に学校で「どこまで終わった」と自慢もできるので、この期間を上手く使うのが鍵です!
こちらでは、4教科の薄いワークと計算ドリル、漢字ノートが宿題に出ますが、薄いワークは夏休み前に終わらせます。
・学習計画
夏休みの日程だけを書き込んだカレンダーを作り、それに対してスケジュールを書いていきます。
7月21日…漢ド①、漢ド②、計ド①
7月22日…漢ド③、漢ド④、計ド②、計ド③
など、どのページをやるか具体的に書いておきます。(『計ド』だけではNGです)
そうすると、7月中に終わらせるスケジュールが見えます。
後はひたすら進めて消していくだけです。(もちろん前倒しOK!気持ちいいですよ!)
たくさん設定しても、午前と午後(夕方)に分けて計画すると、「宿題でしんどい」感は薄まります♪
・ポスター
どのポスターを描くか決めておき、過去の優秀作品などを見てイメージを膨らませておきましょう。(もちろん真似はダメですが、刺激になります^^)
勉強系宿題を終わらせる、7月「1期」
勉強系の課題を終わらせます。
7月なら、まだ1学期の学習内容を覚えています。
この時期にやることで、漢字も計算もスムーズにでき、定着がはかれます。
夏休みの終わりにしていると、下手をすると全部抜けてしまっており、時間もかかります…(^^;
お出かけの予定も少ないと思うので、7月だけは規則正しいリズムで、朝は早く起きて算数に取り組んで下さい。
頭が働く午前中は計算、暑い日中は漢字など、「何をどの時間帯にやるか」決めてしまう方が楽です。
決めないと、子どもは楽なものから進めたがるので、計算ドリルばかり最後に残って…になります。
創作系宿題に取り組む、8月上旬の「2期」
月末の土日でほっと一息。(今年なら28日、29日)
もし、勉強系の課題が終わっていないなら、月末の土日で調整して頑張って下さい。
土日にお出かけする予定をあえて入れて、「終わってたら行く」でも良いかも知れません?!
この土日に親の任務があります。
絵の具や原稿用紙、お習字の半紙など、揃っているか確認してください。
足りない物をリストアップして、多少多めにそろえておきます。
自由研究で必要な模造紙なども買い足して下さいねー!
週明けから、読書感想文、習字、ポスターに取り組みます。
・感想文
①下書きメモ、②下書きメモで構成、③下書き、④推敲、⑤清書の流れで進めます。
だいたい、①~③で1日、④⑤で1日、全2日くらいであまり時間をかけないように。
・習字
1日で一気に済ませたいので、3時間くらい、落ち着いて取り組める時間を用意してあげて下さい。
・ポスター
ここまでの時点で大体図案も決まっている予定です。
下書きデーと、絵具デーに分けます。
絵具デーは1日で、2時間~長くても3時間で切り上げるくらいで、集中させましょう。
この流れを、我が家流に組み替えると、こんな感じの一週間になります。(カレンダーは今年に合わせてます)
30日(月)感想文の下書きメモ作り→ポスターの下絵→感想文メモ組み替えて下書き→ポスターの下書きに戻る
※同じことをずっとしていても、手が止まるので、適度に切り替えさせます。
31日(火)お出かけでメインの宿題はなし→感想文下書きにちょっと修正
1日(水)お習字デー→感想文下書きにちょっと修正
2日(木)ポスター着色
3日(金)感想文推敲→清書
こちらの市では8月の最初の週末が夏祭りなので、こんな感じで進めています。
週でやることが決まっていて、週末に楽しみがあるとメリハリもつきます。
特に週末に何かなければ、宿題は7日くらいまではかかっても良いかと思います。
自由研究に着手する、お盆前の「3期」
お盆休みまでのちょっとした合間に、自由研究の内容を進めましょう。
お盆明けの登校日に提出がある人は、自由研究を第2期からスタートしておいてください。
家族でご旅行などに出られる場合は、ちょっと学校の教科書と関連するようなスポットへ立ち寄るのもオススメです。
我が家ではお盆休みを使って、自由研究に取り組むことも多かったです。
(親の手が空いたり、お盆の旅行からネタを拾っていたので)
自由研究の総仕上げ、お盆明けの「4期」
最後は、自由研究のまとめ。
写真の現像などの手間もあるので、お家の方のお休みの予定に、自由研究ヘルプの予定も入れないと慌てます(^^;
模造紙や画用紙を使う場合は、お習字の用意などと一緒に7月にそろえておきましょう。
以上、こんな流れを小学生にはオススメしています。
我が家でも、慌てることがあったりで、年々修正を加えてこんな形に落ち着きました。
親としては、絵具や墨汁の補充など、お道具が揃ってない!と慌てることも多く、7月の週末に全チェック&買い出しが入ります。
お習字の筆がボロボロ…と慌ててスーパーやホームセンターに、走ったことも…(^^;
お道具箱の補充も、ここで一緒にしておくと、二学期がスムーズです。
●この本を読んで、寺子屋で夏休みのスケジューリングをするようになりました。
●小学生の計画の立て方について、考える切っ掛けになった本です。
●たまたま読んでみて、今回の内容と全く同じような、夏休みの過ごし方を提案されていて驚きました。
隂山先生と同意見だったと思うと嬉しい(^^)/
まとめ
夏休みは4つのタームに分けよう。
勉強系宿題は、夏休み前の短縮授業でスタートダッシュ!
7月中には終わらせておきます。
7月末の土日は、原稿用紙や画用紙などを買いそろえておきましょう。
お道具箱の中身も、ついでにそろえると良いでしょう。
8月に入ったら創作系宿題を終了!
お盆前後は自由研究に取り組みましょう。
小学生の経験は、中学生で花開きますよ☆
学年が低い内から、「宿題は7月に終わらせるもの」の習慣がついていると、後々(親が?!)楽になりますので、是非チャレンジしてくださいね(^^♪
それではハッピーなおうち学習を☆彡
↓夏休み関連の記事も増えてきているようです♪
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