子どもの記憶力を伸ばす協力型ボードゲーム
記憶ゲームと言えば、トランプの神経衰弱が代表的ですが、勝ち負けがハッキリ出ちゃうので、低年齢だとふてくされたり、ケンカになったり、フォローが大変。
でも、遊びながらちょっとくらい記憶力を鍛えたい親心。
そんな悩みを解決してくれるのが、『協力型ゲーム』です。
個人の勝ち負けではなく、チームとして進めるので、未就学児や低学年のお子さんでも楽しめます。
この夏、5歳次女やお友達、教室の小学生たちとたくさん遊んだゲームをご紹介します(^^
協力型ゲームって?
スゴロクやトランプなどは、プレイヤーの中で勝ち負けが決まります。
協力型ゲームの場合、プレイヤー全員がチームという設定で、チームとして成功・不成功という結果になります。
だから、うまくいかなくて不機嫌になって投げ出すことも、終わった時にギャー!とキレて「もう一回!」とか「もうやらへん!」とか、収拾がつかない状況になることもありません。
家族でやると、兄弟のどちらが勝っても負けても、絶対にこういう場面が出てくるんですよね…(;´・ω・)
これ、うちは8歳差でも大騒ぎになるので、ホント困ります…。
魔法学校の生徒になってオバケ先生から逃げよう
こちらのゲーム、舞台設定もかわいらしく凝っています。
***
魔法学校で寮生活をしている子ども達。
夜のお祭りに行くために、こっそり寮を抜け出しました。
森では見回りのオバケ先生。
先生に1人でもつかまると、脱走メンバーを白状させられてしまうので、全員で寮に戻らなければなりません。
暗い森なので、16種類のランプを正しく見つけて、協力してみんなで寮に戻りましょう。
***
設定を聞いただけで、大人もわくわくしちゃいます。
16種類のランプは、裏返したカードになっていて、3つのサイコロを振って出たランプの絵が、どのカードかを当てます。
正しいカードをめくれたら、その数だけマスを進めます。
覚えていたらすぐにめくれますが、わからない場合は他のプレイヤーが教えるのもOKです。
めくったカードが違っていても、みんなで「これはネコ!」と一生懸命に覚えて伏せます。
協力型ゲームを進める子ども達の様子
子ども達の反応は見ていてとてもおもしろいです。
年長さんから3年生まで、男の子はとっととめくりたい派(笑)
自分の番が来たとたんに素早くめくるので、後から女子に「その隣りやのに」と言われること、多々ありました。
教えたい女子と、話を聞かない男子!
3年生男子チームでやったときは、「これや」「絶対にうそや!」「これやって!」「絶対ちゃうで!」と、なぜかお互い否定しまくり(笑)
ホンマにアホやなぁ~というノリが、女の子ママとしては非常に面白かったです(^^♪
…でも、このノリが、中学生くらいになると、学習面で強みになってくるのを知っているので、ちょっとうらやましい♡
女子は学年が上がるほど慎重で、「これやんなぁ?」と周りに確認取ってからめくります。
更に、回が終わるごとに、順番にこれがあれでと、指差し確認。
間違えたくないので、丁寧に進めようとする強い意志を感じます。
教えたくてたまらなくて、毎回必ず指差しする女の子♪
小学生は、総じて「お友達に教えるのがうれしい」様子でした。
「これがアレやで!」「ここやで!」「知っとう!」って台詞が、本当にほこらしげで、小学生こそこういう協力型ゲームでたくさん遊んで欲しいな~と思います。
5歳児だって協力して遊んでます
5歳さんチームでやったときも、やはり男子が暴走(笑)
女子の話を聞かずに勝手にめくるのと、確信もないのに「ここ!」と断言して、違っていたり。
こういうゲームが初めての子は、最初はキョトンとして、周りの子に助けられながら進んでいましたが、すぐにルールを理解して、自分でも積極的に参加していました。
楽しく遊ぶ中で、集中力と、記憶しようとする意識が、めきめき育っている様子が分かります(^^
写真左下にある階段は、学校の寮の中。
寮に入ったら、おしゃべりすると他の人が起きてしまうので、お話しできません。
つまり、指差し含めて教え合い禁止!
森の中はお友達が助けてくれたけど、建物に入ると助けてもらえないので、人任せではなくて自分でも記憶することが必要です。
この舞台設定が秀逸!
実は小学生さんとお勉強している中で、2年生くらいでも「習ったらすぐに覚える」意識が、育っていないと感じる場面があります。
漢字を習っても手を動かすだけで、覚えようと意識が働きません。
日常的に、「覚える」という行為にあまり慣れていない様子でした。
だからこそ、ゲームで遊ぶ中で、覚えようとする気持ちや、覚え方の工夫も身につけて欲しいと思います。
まとめ
意識的に記憶する練習は、ゲームで楽しく続けたい。
でも、低年齢は勝ち負けで泣いたりわめいたり、大変です…。
そんな時は協力型ゲーム!
みんなで助け合いながら進めて、プレイヤー全員がチームで勝ち負けになるので、一致団結して盛り上がります。
お家遊びの仲間に、ぜひ加えてあげてくださいね(^^
※この記事を書いている間に、一緒に遊んだお友達の購入が続いたみたいで、楽天で品切れ、Amazonでも在庫が残り一つになっていました。
輸入のボードゲームはすぐ在庫がなくなって、次回入荷が読めないので、読まれた時点でネットで買えなくなっていたらすみません(>_<)
また、日本語訳があるかどうかは、販売元に依存するので、日本語の説明書が必要なら販売元の記載をよく見てくださいね。
とは言え、ルールはほぼ書いてしまっているので、日本語解説が無くても大丈夫だと思います。
ランキングに参加しています♪
応援のクリックが更新の励みです(^^
最新のコメント