英語が苦手な理由が2年経って見えてきた
中学英語を始めて2年経ち、ぼちぼち中3英語に入り始めた中学1年生たち。
やっていることはみんな同じなのですが、得意不得意なことが際立ってきました。
教科としての英語は得意になっているはずなのに、自分で前に進むことができなかったり、国語が苦手なために思わぬ壁にぶつかっています。
今回は、来年度の寺子屋に向けて、反省点と注意点をメインに振り返ってみます。
「主語・動詞」のセットが身についていない?!
ちょっと衝撃的なのですが、ポロポロと点をこぼし始めたメンバーは、基本がまだあいまいだった様子。
先週の授業での英作文では、1文の中にbe動詞と一般動詞の2つを並べるという、英語初心者的なことをやってしまっていました。
そんな子も、習った単元ではテスト範囲の問題を練習するので、定期テストで点数は取れるのです。
だから本人としては、英語は得意だと思っています。
しかし、英語を2年やっていて、この時点でやってしまうというのは、根本的な理解ができていません。
本人は気づいていなくても、私は危機感を持ちました。
中学英語は英文法の型を身につけるのが、一番の近道。
3年目になろうという時に、まだこんなことで間違えていたら、これから勉強していく上で、無駄な時間がどんどん取られてしまいます。
新しいことを習って、練習したことはスラスラできるからと言っても、基本ルールが身についていないと遠回りです。
来年度からスタートする小6たちには、より注意して基本文法の型の練習に力を入れます。
岩波ジュニア新書の、『<意味順>英作文のすすめ』は、後から見つけた本ですが、英語初心者の小学校高学年~中学生向けなので、これから英語を学ぶお子さんのお手元に1冊あっても良いと思います。
先に読んで勉強するのは難しいですが、くり返しパラパラ見ることで、定着がはかれそうです。
英作文問題で「どこから手をつけて良いか分からない」
出ました_| ̄|○
穴埋めはできる、書き換えもできる、だけども、全部書くのは無理なパターン。
英作文で手が止まるタイプの子は、「名詞」「動詞」などの品詞名があいまいです。
え…あいまいって、どういうことやねん!と、ガックリきましたが、国語の文法も壊滅的だったので、どうやら「覚えなくていいもの」という判断が、本人の中に入ってしまったもよう…。
「名詞」くらい覚えて…。
でも、こちらの地元中学ではあるあるです!
「覚えたら負け」と思っているのか(苦笑)、どんなに「大事だから」と言っても覚えないケース。
「諦めて覚えなさい」と言うしかないのですが、そりゃ品詞名を覚えていない状態で、品詞分類できないのに、英作文もできないよね…と妙に納得でした。
しかし、学校定期テストでは、初見の問題の英作文が出ないので点数がそこそこ取れてしまうので、ここでも私一人が危機感を持っています…。
品詞の分類に関しては、授業ではずっと繰り返し使っていて、覚えるようにとは伝えており、覚えているメンバーも殆どではあるのですが、ゴメン…もっとしつこく確認したり、新しい単語を出すときには、品詞分類まで徹底すべきだったね…と、一人反省会です。
ピンポイントで、最小の勉強時間で、最大の効果を出す!(というか、短時間の勉強しかできない子が多いので…)ために、品詞分類を徹底させようと思いました。
品詞分類は初期の頃から「するもんだ」と刷り込みましょう。
覚えているかどうかもテストしよう!→来年度の私に申し送り!
覚えていない中学生は、国文法の特訓もあるので一緒にまるっと叩き込みます…。
話し言葉の日本語しか使えない
お次は日本語訳。
正しい日本語が使えないため、語尾の時制などがおかしくなって正解しません。
また、助詞がうまく使えないので、前置詞の訳が不十分です。
定期テストでも出ると点数を落とすものの、自分では正しいと思って書いているので、本人には正解との違いがわかりません。
寺子屋の宿題では英語のワークもあり、基本的に自己採点して提出してもらいます。
自立学習へのサポートとして、私は自己採点を採点します。
問題集を自分で解いて、自分で正しく採点できないと、自学できません。
が、ここでも違う日本語なのに、〇になっちゃってるんです~。
いや、だいたいの意味は合ってます。
でも英語という教科の日本語訳は、英会話じゃないんだよー!
更に、話し言葉で表現してしまうので、「しています」が「してます」なら…まだ良い方。
「野球が好きです」が「野球をするのが好きです」と勝手に増えたり。
国語の記述問題でも、主語と述語がねじれたり、助詞がおかしくなることも多いので、まずは日本語に敏感になる必要があります。
主語と述語が合っていなくても、本人は全然気にならないようなので道のりは遠いです…。
普段の日常会話なら意味が通じれば気にならないから、周囲も気づいていないのね…。
えー、来年度への申し送り事項は、正しい文章を書く力が必要なので、国語をおろそかにしない!
国語に関しては、新聞コラムの要約をずっと続けているので、また改めて記事にしますね。
ちょっと前に流行った書き写しノートなんかもありますが、写すだけでも大変なタイプの子も多いので、もうちょっと簡単にしています。
まとめ
英語の初期は知っているだけでスムーズですが、2年ほど経つと伸び悩みも出てきます。
基本文型は初期の内に、身につけましょう。
何年たっても文型で間違えていたら、ロスタイムが大きすぎます。
品詞分類も導入時にしっかり定着させてください。
どんどん増えてきたときに、何のことを言っているのか分からなくなります。
日本語は大切。
話し言葉とは別に、文章が書けているか確認が必要です!
日本語訳がおかしい場合は、国語力を上げることで対応します。
今回は、いろいろと反省点を書いてみました。
それでも1年前倒しなので、学校のテストでは楽に点を取っていて、英語が得意!な彼女たち。
でも、これからの伸びを考えると、克服すべき課題なので、私もしっかり腹をくくって対応します!
では、また☆
中学英語、準備に向けての過去記事もご参考に♪
>> 【中学準備】英単語を短時間で、定着率高く、身につける方法
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